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住み慣れた地域で安心して生き活きと暮らせる福祉のまちづくり
社会福祉協議会事務室が入っている建物です。

災害ボランティア活動

【注意】

新型コロナウイルス感染症の影響による災害ボランティア活動について

新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられましたが、被災地へ出発する際に体調が悪い場合は、ボランティア活動の参加を見合わせて下さい。


能登半島沖地震の災害ボランティア関連についてはこちらをクリックください。

支える人を支える

被災地で支援する方々を支える募金もございますのでご検討ください。 ⇒こちらから

災害ボランティアとは?

 近年、全国各地で、地震や台風・豪雨・火山の噴火など自然災害の発生が多くなってきました。この際に、被災地で様々な活動を担う『災害ボランティア』が被災地の復旧復興のために大きな役割を果たしてきました。「被災地の力になりたい」「復旧復興をお手伝いしたい」「被災者の心に寄り添いたい」と考えたとき、どのようにしてボランティアを始めればいいかをご紹介します。

災害ボランティアはどんな活動をするの?

☆力仕事・心のケア等、様々な活動があります
 
 「被災地でのボランティア活動に関心はあるけど、どうしたらいいの?」と思う人は多いでしょう。
 大規模な自然災害が発生した際、見返りを求めず、自発的に行う被災地への支援活動が『災害ボランティア』です。被災した地域や住民が、1日でも早く元の生活に戻ることができるようお手伝いをすることを目的とし、力仕事から事務作業・心のケアまで様々な災害ボランティア活動があります。未経験者でもできることはたくさんあります。
 
・がれきの撤去、分別   ・泥だし   ・室内清掃   ・引越しの手伝い   ・物資、衣類の片づけ
・炊き出し   ・心のケアのお手伝い   ・災害ボランティアセンター運営の手伝い  等々
 
 災害による被害が大きくなればなるほど、災害が広範囲に及べば及ぶほど、被災した地域の力だけでは対応が難しくなります。そんなときに災害ボランティアなどの支援が必要になります。
 また、被災直後だけでなく、長期にわたる支援が必要とされます。被災地が必要としていることは、災害の種類や時期によって変わるため、災害ボランティア活動の内容も変わっていきます。

被災地へ行く前に準備することは?

☆情報収集と持ち物のチェック、交通手段、宿泊場所等の確保
 
  • 情報の収集
 災害が発生したらすぐにでも被災地へ駆け付けたいと思うかもしれませんが、行く前に被災地の状況を確認することが重要です。
 発生直後だと、災害ボランティアセンターが開設されておらず、ボランティアの受け入れ体制が整っていない場合があります。お手伝いができないばかりか、現地災害復旧作業の妨げになることもあります。上記での説明にもあるとおり、災害の種類や時期によって求められるニーズが異なります。全国社会福祉協議会のホームページ等で、最新の情報を必ずご確認ください。
 また、被災地の自治体・社会福祉協議会等へ直接電話することは避けてください。職員の方々は緊急対応を行っているため、電話することにより緊急対応に支障が生じてしまいます。全国社会福祉協議会のホームページを確認し、ボランティアセンターによっては災害時専用の連絡先がご確認いただけます。
 ※県内のみ・同一市区町村のみなど、募集範囲もありますのでご注意ください。
 
  • 持ち物の準備&チェック
 被災地でボランティア活動をする際には、被災地に負担をかけないようにすることが基本です。何の準備もせずに被災地へ行くと、かえって迷惑をかけてしまいますので、しっかり準備をすることが大切です。
 
・帽子、ヘルメット   ・軍手、ゴム手袋   ・長袖、長ズボン   ・長靴、安全靴   ・タオル
・マスク(防塵のほうが望ましい)   ・ゴーグル   ・着替え   ・食料、飲み物(活動の日数分)
・安全ベスト、ビブス   ・常備薬、目薬、うがい薬 等々
 
  • 交通手段、宿泊場所の確保
 事前に上記のような必要な備えをして被災地に入りましょう。災害が発生した場合、交通手段がない場合もございます。安易に自家用車で直接被災地へ向かって、二次災害に発展してしまうと、復旧の妨げになってしまいますので、きちんと準備しましょう。また、宿泊場所も確保し、被災者の方のご自宅に宿泊することは絶対にやめましょう。自分のことは自分で!!!!!
 
  • ボランティア活動保険への加入
 ボランティア活動中の事故等に備えた保険です。事前にボランティア活動保険へ加入してから、被災地へ向かいましょう。その際には証明書もお持ちください。加入した翌日からの保険適用となりますのでご注意ください。
 また、災害特例適用により当日の加入ができることもあります。当日加入ができるからといって、現地で加入することは災害ボランティアセンターの迷惑にもなりかねませんので、なるべく東北町社会福祉協議会(地元の社協)で加入してからにしましょう。(なるべく?⇒必ず!)
 
 

被災地で実際に活動するには?

(1)災害ボランティアセンターで受付をする
 災害ボランティアセンターは、災害時に被災地の社会福祉協議会が中心となり開設されます。災害ボランティア活動を円滑に進めるための拠点です。個人ボランティア登録を受け付け、被災者の要望(ニーズ)とボランティアの調整(マッチング)をし、両者をつなぐ役割を果たします。
 
(2)ボランティアの心得等を熟読する
 災害ボランティアセンターによっては、その地域でボランティアをするにあたっての心得・注意事項がありますので、きちんと確認しましょう。
 
(3)出発前の説明を受ける(オリエンテーション)
 活動内容や場所などについて説明を受けます。その後バス等で活動現場へ移動します。スコップ等の資材が用意されている場合もありますが、できるだけ自分で準備しましょう。
 
(4)実際の現場で活動する
 元の生活を取り戻したい被災者をサポートするのがボランティアです。『被災者への心配り』を忘れず、自分の経験による判断を押し付けず、被災者の気持ちや立場に配慮し、被災者中心の支援を心がけましょう。(あなたにとってはゴミかもしれませんが、被災者にとっては大切な思い出の数々です。)
 また、活動中の健康状態には十分気を付けましょう。ボランティアが病気やケガをしてしまうと、被災者に負担をかけてしまいます。不調になったらリーダーに報告をし、早めに活動をやめる勇気を持つことも必要です。特に炎天下での作業時にはこまめな水分補給と塩分の補給を忘れず、熱中症にならないよう心がけましょう。
 
(5)報告・記録をする
 活動終了後、活動内容の進捗状況や被災者の様子、気づいたことなどをグループリーダーまたは、災害ボランティアセンターのスタッフへ報告しましょう。それらの情報は今後の活動に活かされます。

災害直後だけでなく、息の長い支援を

 被災地では、災害の直後だけでなく、その後も復興に向けたボランティア活動が行われます。時間の経過につれ、支援ニーズは変化していきます。被災地の災害ボランティアセンターのウエブサイトやSNSでは、現在どのようなニーズがあるのか確認できます。
 月日が経つにつれ、災害の風化が懸念されるところではありますが、被災者にとっては消えることのない痛みが残ります。そんな被災者に寄り添っていくことも立派なボランティアです。お互いに支え合い、息の長い支援活動ができれば、復旧・復興の励みになるのではないでしょうか。
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